地域
2021年10月09日 12時09分  11面

青空留学で東京の大学生2人が埴生の地域おこしに貢献【山陽小野田】

刺し網からカニを外す作業を続ける大学生ら(埴生で)

 国内最大級の産直アプリ・ポケットマルシェと日本航空が大学生と共に生産者の課題解決に取り組む「青空留学」で、山陽小野田市埴生でカニ漁を営む久保田宏司さん(52)が、全国3カ所の留学先の一つに選ばれている。今月初旬には東京都から大学生2人が埴生を訪れて漁などを体験。今年度末まで複数回訪れて、漁業をきっかけとした埴生地域のまちおこしに貢献していく。
  
 青空留学は両社が6月に始めた、大学生と生産者による共創プログラム。大学生とその助言者となる日航社員が生産者の元を訪れて共に生活することで現状を学び、課題や解決策を提案して商品開発などでのビジネス展開の可能性を探る。
  
 初開催の今年は26人から応募があり、選考で7人の参加が決定。埴生は楠瀬礼さん(東京大2年)と高木安奈さん(慶応大1年)で、楠瀬さんは「当事者意識を持って取り組みたい」、高木さんは「元気がない日本を変えるヒントを見つけたい」と参加した。
  
 今月は2泊3日の日程で、日航の坂田萌さんも同行。刺し網によるカニ漁では、漁船での網の引き上げや再度の網張りに加えて、ポケマルへの出荷や網の仕掛け作りも含めたすべての作業をこなした。埴生漁港などでの競りも見学した。
  
 カニ漁以外でも久保田さんが代表を務める地域おこしグループ埴生てるのメンバーが営む農園の視察、さまざまな職種のメンバーたちとの交流会などで地域の現状や課題について意見を交わして理解を深めた。
  
 楠瀬さんは船酔いに苦しんだものの前向きに取り組み、高木さんは「この3日間で人生が変わった」と言うほど刺激を受けたという。今後は大学の冬休みなどを利用して訪問。埴生への関係人口を増やす商品開発や流通方法について探り、最終提案につなげる。
  
 久保田さんは「一緒に頑張っていける最高のメンバー。埴生に関わってくれる人を増やしていくという目的は埴生てると同じ。都会に住む若者の視点や発想をどんどん提案してもらい、新しい風を吹かせてほしい」と期待している。
  
 青空留学は、内閣府地方創生推進室の「関係人口創出・拡大のための中間支援組織の提案型モデル事業」に採択されている。ビジネス展開については日航社内のベンチャー企業W-PITも全面的に支援する。

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