社会
2021年09月14日 12時30分  1面

宇部第一交通の「陣痛タクシー」サービス好評【宇部】

妊婦体験を通して研修に励むドライバー(提供)

 宇部市昭和町3丁目の宇部第一交通(坂田敬次郎社長)が2月から始めた「陣痛タクシー」のサービスが好評だ。事前に住所やかかりつけ医を登録しておくと、依頼の電話に応じて近くにいるドライバーが直行し、病院まで送り届ける仕組み。「夫が不在で、本当に助かった」「利用して良かった」と感謝の声が相次いでいる。
  
 企業理念に「移動で人々を幸せにする」を掲げる同社。突然の陣痛で周囲に誰もいない場合、医療機関までの移動に不安を抱える妊婦は多い。安心して出産してもらうため、地域の移動インフラ会社として手伝えることを、と正式にサービス化した。
  
 利用者は事前に電話かウェブで、住所、氏名、電話番号、出産予定の病院、予定日、初産か経産かなどを無料登録。陣痛が来たら医療機関の指示を受け、タクシーでの移動が可能であれば依頼の電話をかける。料金は通常と変わらない。
  
 ドライバーは全員、助産師による講習を受けている。妊娠の経過や妊婦の特徴を学び、7㌔の妊娠ジャケットを装着して妊婦の動きづらさや足元の見えない不安を体験。階段の昇降、車の乗降時のサポートも習う。移動時は助手席をできるだけ前に移動して空間を広く取り、急ブレーキ・急ハンドルをしない、前車との間隔を空けるなど普段以上に気を配って運転する。
  
 現在の登録者は同グループの宇部、山陽小野田、山口、美祢、長門エリアで約300人。40人のドライバーがいる宇部営業所では月に4、5人ペースで利用がある。「緊急度は高いが、優しい運転を徹底。安心してもらえるよう『大丈夫ですよ』と声掛けも欠かさない」と同社社員。
  
 全車に防水シートとタオルを常備し、陣痛用の態勢で迎えに行く。もしも、途中で破水した場合は救急車を呼ぶことにしている。坂田社長は「急に何かあってもすぐに駆け付けて、病院まで送り届けるのが当社の役割。万が一のため、保険として活用を」と話している。
  
 陣痛タクシーの登録、問い合わせは電話(083-922-1368)で。

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