社会
2021年08月10日 12時22分  11面

レーダー基地建設に反対する会が住民ら対象に学習会【山陽小野田】

増山さんの説明を聞く参加者(埴生公民館で)

 防衛省が山陽小野田市埴生の海上自衛隊山陽受信所跡地で宇宙監視レーダーの設置を進めていることに伴い、同レーダー基地建設に反対する会は9日、埴生公民館で地元住民らを対象にした学習会を開いた。60人が参加し、物理学が専門の山口大名誉教授、増山博行さん(73)の説明に耳を傾けた。

 同会は、設置に不安を抱く市民が昨年12月に立ち上げた。住民を招いての学習会は初めてで、共同代表の中嶋光雄さんは「強力な電磁波が人体や生活に及ぼす影響は計り知れない。皆さんと一緒に勉強していきたい」とあいさつした。

 増山さんは「レーダーの原理と宇宙監視の方法」と題して講話。レーダーの分解能について説明後、詳細な数値が示されていない電磁波については、実例から類推して医療機器への影響などにも触れ、物理学における疑問点も挙げた。

 同会では他国の軍事衛星の監視、米国との情報共有といった役割も危惧している。質疑応答では来場者から電磁波による健康被害や日常生活への影響に関する多くの質問があり、市の対応への不満の声も聞かれた。

 同レーダーは、主に静止軌道上で運用されている人工衛星やその周辺を監視し、役割を終えた衛星の破片などとの衝突を事前に察知するもの。直径15㍍程度のパラボラアンテナ6基で構成され、2023年度の運用開始を目指している。

 同省中国四国防衛局は17年11月に概要や導入経緯について、19年8月にレーダー局舎やパラボラアンテナの整備について地元説明会を開催。今夏には周辺への電波の影響などの検証結果を踏まえた住民説明会を開催予定だったが、いまだ開催されていない。

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