社会
2020年05月18日 14時00分  1面

1人暮らしの学生の方が不安感強く、学生ベンチャーのSTECがアンケート 新型コロナウイルス【宇部】

アンケート結果をまとめた有吉、吉永両代表(左から、STECで)

 実家暮らしより、1人暮らしの学生の方が新型コロナウイルスに対する不安感が強い――。山口大工学部電気電子工学科4年の有吉勇人さんと吉永直樹さんが共同代表を務める宇部市中宇部のUCDコンサルティング企業内ベンチャー、STEC(ステック)が、県内の学生を対象に行ったアンケート調査で、そんな結果が出た。未知のウイルスを前に、重症化のリスクが低いとされる若者でさえも1人暮らしの心細さを募らせている。
 
 昨年11月に設立したSTECでは、企業や行政からアンケートの依頼を受け、LINEを使って登録学生に回答してもらうアンケル事業を展開。3回目の今調査は、宇部市の補助を得て5月11~13日に実施した。登録している大学生、大学院生、高専生ら300人のうち、110人が返答。設問は全部で11あり、調査時の居住地は宇部市が66・4%、山口市が24・5%、山陽小野田市が4・5%だった。
 
 1人暮らしは89人で、8割を占めた。コロナに対する不安を5段階で尋ねたところ、真ん中以上の「不安」「かなり不安」「過剰に不安」の合計は、実家暮らしの38・1%に対し、1人暮らしは49・5%に上った。2人は「実家なら親などに心配事を話せて楽になれるが、1人暮らしだと頼れる人がおらず全部自分でやらなければならないから」と推察する。
 
 複数選択可のコロナ対策は、手洗い・うがい(84人)、マスク(81人)、不要な外出を控える(65人)、友人と会う回数を減らす(56人)の順で多かった。コロナ情報の入手先はネットニュース、テレビ、SNSが均衡し、市町のホームページ、友人を大きく引き離した。
 
 買い物で不便を感じる人は63人。特に、品薄のマスクを備蓄していた学生はほとんどいなかったと思われる。デマを発端としたトイレットペーパーの品切れ騒動は、ツィッターでうわさを知った人が約半数。知った時点で購入を考えたのは16人だけだったが、実際に品薄となって「店舗に買いに行った」のは19人、「ネットで購入」が1人、「購入しようとしてできなかった」が8人と、集団心理が働いたことがうかがえる。
 
 共同代表の2人は「不要不急の外出を控える人が多かったのは、連日メディアで小池百合子東京都知事らが発信し、学生にも定着したのではないか。デマに関する問いへの回答などから、今の学生の情報源はスマホの中にあると考えられる」と分析する。
 
 補助金を使い、回答者には市内の飲食店(ラーメン祐三、ばんちゃ屋、ひろまさ)で使える500円のクーポン券を発行。18日には市に結果を報告した。今後は「県内の学生1000人以上の登録を目指し、依頼相手の要望に応じて調査対象を自由に構築できるようにしたい」と抱負を語る。

 

 

 

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