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2019年10月12日 14時08分  1面

石炭記念館開館50周年、22日に記念行事【宇部】

開館から半世紀を迎える石炭記念館

 宇部市の石炭記念館が11月1日に開館50周年を迎える。日本で初めての石炭に特化した資料館として誕生。東見初炭鉱の立て坑櫓(やぐら)を活用した37㍍の展望台をはじめ、所蔵品約3000点を備えており、炭都として栄えた宇部の歴史を半世紀にわたって伝え続けてきた。


 宇部市では最盛期の1940年(昭和15年)に約430万㌧を採掘していたが、石油への転換などで67年に全炭鉱が閉山した。同館は2年後の69年、宇部炭田発祥の地である常盤湖沿いに事業所や市民の寄付金で設置され、年3万人ほどが訪れている。


 2階建て鉄筋コンクリート造りで、延べ床面積は約942平方㍍。説明パネルとともに採掘手法、坑道の仕組み、鉱員の暮らしなどを紹介しており、2007年には収蔵品が経済産業省の近代化産業遺産に選ばれている。


 展望台は、かつて鉱員や石炭の搬出入に用いられていた同館のシンボルで、赤白2色のカラーリングが遠くからでもよく目立つ。宇部の街並みを一望できるほか、近年は山口宇部空港を発着する飛行機を見学できるとして親子連れの人気を集める。


 1955(昭和30)年ごろの海底炭田を再現した全長約20㍍のモデル坑道、鉱員の住まい「炭住」の模型、坑内の湧き水を吸い上げるポンプ類なども備えている。


 22日午前10時から開く記念イベントでは、午前9時半と同11時から小学生有志が来館者を案内する。企画展「石炭記念館50年の歩み」を設けるほか、石炭で万華鏡づくり(300円)、ミニSL乗車体験(200円)を行う。


 ときわ湖水ホールでは午前10時から正午まで、再現された南蛮車押し体験ができる。石炭記念館で定期開催されている「炭鉱の語りべ講座」の特別編として午後1時半から、鹿児島大法文学部の三浦壮准教授が「沖見初炭鉱の経営史」と題して話す。


 午後3時20分からのシンポジウム「これからの宇部の炭鉱遺産と石炭記念館~九州・筑豊炭田との比較」では、研究者や炭鉱関係者4人が対談する。宇部百扇会が最後に南蛮音頭を披露する。


 問い合わせは石炭記念館(電話31-5281)へ。

 

 

 

 

 

 

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