あすまでサンパークで宇部商高「キッズモール」【山陽小野田】
宇部商高(伊藤定好校長)の「キッズモール-子どもたちがつくる、子どもたちのまち」が20日、おのだサンパークで始まった。12種類の「お仕事」を用意し、小学生の体験を生徒たちがサポート。働く喜びや社会の仕組みを、ともに楽しみながら学んでいる。21日までで、事前に申し込んでいる小学生計300人が体験する。
同イベントを大型商業施設で開催するのは初めて。2階催事場に用意した綿菓子店、ポップコーン店、銀行、新聞社などで約30分間働くと、仮想通貨350UCが給料としてもらえる仕組み。キッズ税務署に50UCの所得税を納め、残りの300UCで会場内の店で買い物をしたり、遊んだりできる。
アイスクリーム店を希望した子どもたちは、そろいのキャラクター帽子をかぶって体験。初めは緊張気味に接客していた子も、慣れてくると笑顔で商品やレシートを手渡していた。
ハーバリウム(植物標本のオブジェ)の店で、小学生の製作や販売をサポートした森岡舞さん(商業科2年)は「けがのないように、子どもたちに夏休みの思い出づくりをしてもらいたい。このイベントの成功点、反省点を、12月に開催する宇部商デパートで生かしたい」と話していた。