宇部鴻城、3回戦激闘の夏 さわやかに終止符

試合終了後、アルプスにあいさつをする宇部鴻城ナイン(阪神甲子園球場で) 宇部鴻城3回戦で散る─第94回全国高校野球選手権大会(日本高野連など主催)11日目の19日、宇部鴻城は第4試合で山梨代表の東海大甲府と3回戦を戦い、2-3で惜しくも敗退した。山口大会の開幕から36日目。ナインの長い夏は幕を閉じた。20日の午後に帰郷する。

宇部鴻城は両チーム無得点のまま迎えた五回表、1死から7番西野が右中間に二塁打を放つと、次打者安田の三塁線を破る適時打でまず1点。さらに椙田も中越え安打を放ち、下位打線の3連続二塁打で2点を先制した。しかしその裏、東海大甲府は2死一、二塁から1番渡辺の中越え三塁打ですぐに同点に追い付くと、七回には1死一、三塁からのボテボテの内野ゴロで決勝点を奪った。
今チームは昨年秋の県大会で1回戦敗退、今春の県大会でも2回戦敗退と、公式戦で結果を残せずにいたが、最後の夏で大躍進。西野孝太郎主将は「あの敗戦の悔しさが夏の勝利に結び付いた。甲子園で一番力を出せたのは3回戦。挑戦者として純粋に戦えた。悔しい気持ちはあるが、最高の舞台で残してあげられたこともあると思うので、後輩たちには全国でも負けないチームをつくってほしい」と、夢舞台でやり残したことを託した。
尾崎公彦監督は「3年生との2年4カ月はとても楽しかった。やってきたことが間違っていなかったことは分かったが、やっぱり負けは悔しい。勝負どころで力を出せるかが、全国で勝ち進むためのポイント。敗戦から学んだことを糧に、チームづくりをしていきたい」と前を向いた。
アルプスでは、学校が把握しているだけで生徒や保護者ら700人が声援を送った。最後の打者、西野主将が内野ゴロに打ち取られると、大きなため息に加え、大粒の涙を流して悲しむ女子生徒の姿も。
生徒会の粟座夏美さん(3年)は「選手たちはとても格好よかった。初出場でベスト16はすごい。おめでとうと伝えたい」、昨年のマネジャー佐藤ともみさん(19)=宇部市東須恵=は「後輩とばかり思っていたが、たくましく成長していて頼もしかった」と語った。
西野主将の母、聖子さん(55)は「甲子園で2回も校歌を歌えて、よく頑張った。帰ってきたら思い切り楽しんで来たねと声を掛けてあげたい」と話した。
◇3回戦
宇部鴻城
000020000|2
00002010×|3
東海大甲府
(宇)笹永―西野
(東)本多、神原―石井
▽三塁打=渡辺(東)▽二塁打=西野、安田、椙田(宇)

カテゴリー:スポーツ2012年8月20日

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