山口国体バレー、宇部商 歓喜の日本一

優勝が決まり、両手を挙げて喜ぶ宇部商高の選手たち 山口国体は10日、13競技が行われ、うち11競技で最終日を迎えた。俵田体育館でのバレーボール少年男子では宇部商高で構成する山口が決勝で長崎を3-0で下し、1978年の長野国体以来33年ぶりの優勝。バドミントン成年男子では宇部興産単独となる山口が宮城との3位決定戦を制した。東部体育広場でのソフトボール少年男女は男子は長崎、女子は大阪が制覇。競技は11日に陸上競技とハンドボールを残しているが、山口は天皇杯、皇后杯ともに1位が確定した。午後2時から山口市の維新公園陸上競技場で総合閉会式が開かれる。

【バレーボール】セットカウント2─0で迎え、取れば優勝が決まる第3セット、長崎の粘りからもつれた末に25点目が入ると、選手たちは両手を挙げて喜び、初戦から満席が続いたスタンドは歓喜に包まれた。
昨夏の全国高校総体を制して以来、千葉国体で8強、全日本高校選手権で16強と、結果を残せずに悔しい思いをしてきた。国体イヤーを迎えた今夏の全国高校総体では3位。地元国体は負けられない大会だった。

準決勝は大逆転
 2回戦で沖縄、準々決勝で兵庫に2─0で勝利。5セットマッチとなった準決勝の福岡戦は2セットを連取され、後がなくなってからの大逆転劇。福岡勢を相手にフルセットと、昨夏の全国高校総体決勝を思い出させる一戦となった。
決勝では準決勝の勢いをそのままに、第1セットは序盤から好調。藤中謙也主将のスパイク、田中尚選手のブロックなどで7連続得点を奪い、西村隆一選手の速攻も効果的に決まって、25─17の8点差で制した。
第2、3セットは粘る長崎に苦しめられたが、橋本勝政選手のスパイク、宋遮衆選手のブロード攻撃、長谷川優太選手のサービスエースなど自慢の得点力を発揮し、最後は藤中主将のブロックで熱戦に幕を下ろした。
日に日に大きくなる期待に、選手たちは大きなプレッシャーを感じていた。迎えた初戦、2回戦の沖縄戦ではスタンドを埋めた予想以上の観客に驚いたが、その後は大声援に後押しされるように得点を重ねた。
藤中主将は「リードされても耐えて、チャンスを待つよう心掛けた。サーブで攻めて、ブロックポイントを取るという自分たちのリズムがつくれた」と勝因を口にした。

優勝に安堵
 藤田高教監督はタイムアウトを取るたびに「守りに入るな。攻めろ」と選手に檄(げき)を飛ばし、決勝の試合後は選手たちの胴上げで、2回、3回と宙に舞った。33年前の長野国体では選手として、今回は監督として日本一に輝いた。
2冠を達成した教え子たちを「総体後は落ち込んでいたが、強化試合などで一つずつ自信を取り戻していった」とねぎらい、長く背負ってきた肩の荷を下ろすように「とにかく疲れた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
「1年間、悔しい思いをしてきたが、最高の結果で終えられた」と笑顔を見せた藤中主将。試合後に浮かべた涙は、今夏の総体後に流した涙とは違ったものだった。

カテゴリー:スポーツ2011年10月11日

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