山陽オートのレーサーが本山小で講話
全日本オートレース選手会山陽支部所属のオートレーサー、前田淳選手(38)が23日、本山小で講話を行った。レーサーや甲子園出場の夢を実現させた前田選手が、6年生34人を前に将来の夢をかなえるための考え方と心構えを伝えた。
前田選手は1977年高知県生まれ。野球選手に憧れて強豪の高知商高へ進み、目標だった甲子園出場を果たした。大学卒業後にオートレースの世界に飛び込み、2001年に優秀新人選手賞を受け、11年にG1レースを制するなど活躍している。
前田選手は野球に打ち込んだ高校時代を振り返り、好きな活動やスポーツ、勉強を突き詰める大切さを説いた。また、家族の存在がオートレーサーとして奮起するきっかけとなったことに触れ「周囲のために頑張りたいという思いが生まれ、自分を変えることができた」とした。
児童が将来の夢を発表する時間もあり、小説家とゲームクリエーターを目指す平山琴葉さんは「努力すれば夢はかなうと分かった。国語やコンピューターの勉強から始めたい」と決意。柔道で五輪出場が目標の?田遼太郎君は「練習を頑張ることはもちろん、日々の過ごし方を考えてみたい」と話した。