宇部出身Jリーガー、41歳冨田選手活躍中

サッカーJ2リーグは前半の21節が終わり、今週末から後半戦が始まる。宇部市出身の現役Jリーガーは3人いるが、J2所属は水戸ホーリーホックの冨田大介選手(41)のみ。プロ生活19年目のベテランは、チームに貢献すべく若手とともに練習に打ち込んでいる。

冨田選手より年長の現役選手は、J2横浜FCの三浦知良選手(51)など、日本代表を経験した5人。水戸でももちろん最年長だ。今季はまだリーグ戦出場こそないが、6月6日に行われた天皇杯2回戦の愛媛FC戦で今季初先発しフル出場。1│0の勝利に貢献し、同試合以後のリーグ戦4試合でベンチ入りし続けている。通算リーグ戦出場は、J1で171試合、J2で293試合を誇る。

岬小でサッカーを始め、常盤中では中国地区選抜に選出された。高校は県内強豪校ではなく、宇部高に進学。全国大会には縁が無く、大学も一般入試で筑波大へ。プロサッカー選手としては異色の経歴だが、冨田選手は一番の近道を逆算した結果だという。

「中学時代はプロになりたいという思いがあり、恩師の師井浩二先生=現・上宇部中校長=に相談。当時、最もレベルが高かった関東大学リーグでプレーするのが一番可能性が高いと考えた。さらに教員免許も取れるという観点から筑波大進学を勧められ高校は宇部高を選んだ」と振り返る。

師井先生は「アドバイスはしたが、道を切り開いたのは彼自身。冨田大介という選手に出会えて幸せ。尊敬し誇りに思う」と話す。

水戸、大宮、甲府、神戸、徳島と5チームを渡り歩いてきた中で、長く選手を続けられる秘訣(ひけつ)は、大きなけががなかったこととレジリエンス(復元力、回復力)の高さだと自己分析する。

「思考力、観察力をフルに使い、その時々の監督が求めるものに取り組んできたからこそ、ここまでできた。自分のようなタイプがロールモデルになれば」と語る。

常盤中時代のチームメートの橋本直樹さん(セキュア24副社長)は「長くプロとして続けられるのは、努力する才能があったから。夢と希望を与え続ける選手として少しでも長く現役を続けてほしい」とエールを送る。

中学、高校、そしてプロ選手になってからも、レノファ山口の本拠地でもある維新みらいふスタジアム(維新公園陸上競技場)のピッチに立ったことがない。「レノファがJ2に上がってからも、なぜか維新だけは縁がない。だから立ったら満足してしまうのではという怖さがある」と言う。今年の山口での試合は21日。今年こそ冨田選手の勇姿が見られることを期待したい。

カテゴリー:スポーツ2018年7月6日

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