ノルディックウオーキング、阿知須地区に全国注目

幅広い年齢層が気軽に楽しめるスポーツ「ノルディックウオーキング」で、山口市阿知須地区が全国から注目を集めている。自然豊かな海沿いの全天候型のコースと、イベントやスイーツなどさまざまな関連企画も功を奏しているようだ。
2本のポールを使って歩くノルディックウオーキングは、1930年代にクロスカントリーの選手が夏場のトレーニングとして始めた。生活習慣病の予防などで人気を呼ぶ。
阿知須地域交流センターでは、山口きらら博で整備されたきらら浜と白壁の町並みを生かす地域の資源発掘事業として、2011年に体験会を開始。12年には山口ノルディックウオーキングクラブ(澤田和男代表)が発足。22年までにメンバー1000人を目標にしている。
東京に本部を置く日本ノルディックウォーキング協会は、阿知須地区の環境を高く評価している。緑に恵まれ、スポーツ設備として路面が整備され、万一体調を崩しても初期対応ができる職員がいる。県外のコースでは街中も多く、交通事故に遭う危険性も高いが、きらら博記念公園内は車の進入が制限され、交通事故の可能性が低いこと、無料の広い駐車場があることも評価につながった。
全国に知られるきっかけは、一昨年に始まった「きららノルディックウオーキングフォーラム」だ。モデルやタレントを呼ぶことで県外からも参加者が訪れた。会場では、地元の特産品も紹介。特産品のカボチャ「くりまさる」や季節の野菜を入れたカレーとサラダ、阿知須の寒漬け、礒金醸造工場の甘酒を使い、洋菓子工房「天使のゆめ」が、フォーラムのために開発したパンナコッタ風のスイーツも置いた。
3月に開いた指導者養成講座には、熊本県や福岡県、広島県からも参加があった。同協会から訪れた伊藤義昭理事は「協会としてさまざまな面で協力したい」と話した。
講座に参加した全員がライセンスを取得。澤田代表の妻、文恵さん(81)は30人の中で最高齢。「年だからと遠慮していたけど、地域の人が頑張っているから、私も何かしなくちゃと思った」と話す。スポーツを通じて高齢者の地域への関わりも加速している。

カテゴリー:スポーツ2014年4月12日

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