クロツラヘラサギ居残り、阿知須土路石川河口

繁殖期を迎えても居残るクロツラヘラサギの群れ(土路石川河口で)

「緊迫した朝鮮半島には危なくて、帰れない?」―山口市阿知須の土路石川河口に飛来しているクロツラヘラサギは、例年なら繁殖地の朝鮮半島に向け渡りを終えているが、今年はいまだに河口付近に居残り続け、繁殖期の特徴である後頭部の「冠羽」が伸び、胸付近が黄色みを帯び始めた。

クロツラヘラサギは体長75㌢、翼を広げると1・1㍍もある全身白色のヘラサギで、目の前やくちばし、脚が黒い。土路石川河口には昨年10月下旬、5羽を先陣に次々と飛来、最盛期は17羽を数えた。冬の間は隣接するきらら浜自然観察公園内や山口湾、山陽小野田市の厚狭川河口部で餌を捕っていた。
例年なら3月下旬から4月上旬には、世界有数のクロツラヘラサギの繁殖地になっている韓国・仁川近くの江華島の干潟に渡るが、今年はいまだに13羽が河口部で餌をついばんでいる。
きらら浜自然観察公園の原田量介園長やレンジャーの渡辺徹さんは「繁殖しない幼鳥は夏頃まで残っていることはあったが、冠羽が伸びた成鳥5羽を含む群れが残ることは、ほとんどなかった。繁殖は無理にしても、29日の自然観察公園春まつりまで居残り、まつりを盛り上げてくれれば」と話した。
29日の春まつりは午前9時から午後4時まで。ハチミツしぼりやミニコンサート、工作コーナー、缶バッジづくり、バードウオッチング、バザーなどが行われる。

カテゴリー:季節2013年4月26日

写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
single