名物サクラ絶やさず、常盤駅の「ヒガン」の後継ぎ

順調に育っているヒガンザクラと武永さん(山口市阿知須で) 「花芽が付いているでしょう」と、樹木の生命を大事にする会の武永順次会長(74)が順調な生育を喜んでいるのはヒガンザクラ。JR宇部線常盤駅で「宇部市内で最も早く咲くサクラ」として知られた木を取り木。山口市阿知須旦東の自宅で大切に育てている。順調にいけば来年2月ごろには花が咲くという。

常盤駅周囲には数本のサクラの木があったが、台風などの影響で倒れ、樹齢推定50~60年の老木が1本残るだけ。その1本も10年ほど前から弱り、枝枯れが目立つようになっていた。
話を聞き、サクラの状態を見守ってきた武永さんは「後継ぎをつくるのは今しかない」と判断。JR側とも相談し、木の細胞が活発になる7月下旬、発根や花芽形成を促す環状剥皮の処理を7本の枝に施した。
うち不定根の発根が確認できた3本の枝を切り離し、土に根付かせる活着(かっちゃく)の作業を進めている。
「古木や名木を末永く引き継いでいけたら」と武永さん。サクラは十分に根付かせた後に同じ場所に植え替えられ、再び多くの市民や乗客の目を楽しませてくれそうだ。

カテゴリー:季節2011年11月16日

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