竜王山の花壇にアサギマダラ100匹超

乱舞するチョウと長旅で羽の一部を欠いたアサギマダラ(円内=竜王山中腹で) 竜王山をアサギマダラの飛来地にしようと、本山小の緑の少年隊(六年生)が同山の中腹駐車場近くに植えたヒヨドリバナの花壇に百匹を超えるアサギマダラが訪れ、散策者らの目を楽しませている。少なくとも今後一週間は居付き、花のみつを吸う光景を楽しむことができる。

竜王山には、赤崎地区から山頂に通じる配水池ルートの山頂側約百㍍や子持ち御前周辺に群生するヒヨドリバナやフジバカマ、ミゾソバなどの野草のみつを吸おうと毎年十月に飛来する。二〇〇八年は百匹、〇九年は六十匹を確認した。
秋の南下、春の北上を繰り返し〝旅するチョウ〟の名で親しまれるアサギマダラをさらに呼び寄せ、国内有数の中継地にしようと、地元の本山校区ふるさとづくり推進協議会、地域おこしグループ本山会がヒヨドリバナの種を採取し、緑の少年隊が六月に三千本の苗を植えた。
例年は十月初旬には第一陣が飛来していたが、今年はなかなか姿を見せず、関係者をやきもきさせていた。しかし、十五日ごろから飛来が始まり、十六日には花壇周辺に二十数匹、十八日には百匹以上が確認された。
十八日は終日、散策がてらチョウを見ようと訪れる人や美しい姿を写真に収めようというアマチュアカメラマンの姿が絶えなかった。あまり人を恐れず、近くまで飛んできて、愛嬌(あいきょう)を振りまいている。
花壇周辺は「魅力的なチョウだね」「けさ、東の雲の間からチョウの集団が飛来するのが見えた」「羽にマーカーの番号が書かれたチョウがいた」「撮影する時はシャッタースピードを1000以上に設定した方がいい」など、情報交換の場になっている。
〝アサギマダラおいでませ作戦〟を手伝っている嶋田紀和自然観察指導員は「例年より飛来が遅いので、子供たちが植えた花壇に来るか、心配していた。気温が高かったので、遅れたのだろう。これからまだ増えるかもしれない」と期待を寄せている。

カテゴリー:季節2010年10月19日

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