雨と日照不足で野菜が高騰

台風のもたらした雨の影響や日照不足で果菜類を中心に野菜の収量、品質がダウンし価格が高騰している。宇部市内の小売店でもキュウリが1本100円、ナスも中サイズ4本入りが1袋298円など例年と比べ2倍前後の値が付いている。関係者は「9月中旬まで高値が続きそうだ」と話す。
宇部大同青果の22日までの8月入荷量と価格は昨年同時期と比べ、熊本県産と山口県産のキュウリが入荷量71%で価格は161%、大分県産や山口県産のナスが入荷量68%で価格は160%、熊本県産を中心としたトマトは品質が低下し入荷量は99%だが価格は66%となっている。
同青果は「台風11号がもたらした長雨と日照不足で収量や品質が落ちている。主に葉ものに影響が出ており長野県や群馬県産のレタス、サニーレタスなどの高原野菜も高くなっている。土ものはそうでもないが北海道の長雨でバレイショ、ニンジンが高くなる可能性も。2学期が始まると学校給食用の需要が拡大し、さらに値上がりしそう」と予想する。
店頭価格も市況にそのまま連動。マックスバリュ恩田店(神原町2丁目)では「葉ものを中心に3~4割高くなっている」(高橋和宏店長)。キュウリは中サイズ4本入りが1袋298円、大サイズは1本100円と例年の2倍となっている。レタスやキャベツなども高くなっており、同店では買い求めやすいようにと2分の1、4分の1にカットして並べている。
高橋店長は「安値安定しているモヤシが飛ぶように売れている。野菜を取らないわけにはいかないので、野菜ジュースコーナーや冷食カット野菜を前面に出すなど、店としても生野菜の代用品を提案している」と話した。
生産現場も深刻。JA山口宇部の山本浩二指導販売課長は「ナス、トマト、キュウリが日照不足で花芽が落ち1~2割の減収。雨で作業ができず、秋野菜の定植が遅れる可能性も出ている」と今後を心配する。
8月の日照時間が例年より大幅に少なくなっている。
市防災危機管理課によると、市役所観測地点の日照時間は21日までの積算が175時間39分にとどまっており、最終的には250~270時間になる見込み。
ここ2年の8月の月積算日照時間は▽2013年=319時間14分▽12年度=340時間17分となっており、今年は8割程度に落ち込みそう。

カテゴリー:季節2014年8月23日

写真注文はこちら
宇部日報社刊・書籍販売始めました
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
single