「一番のり」の品質検査始まる

県内産のりの生産量の9割以上を占める県漁協岬支店で2日、シーズン初刈りとなる〝一番のり〟の品質検査が始まった。一番のりは柔らかく風味が良いとあって最も人気が高い。生産者らは8日に福岡市の全漁連九州事業所で行われる初入札会での高値に期待を寄せている。

宇部地区では岬支店の30人を筆頭に、藤曲浦支店3経営体、小野田支店1人がノリ養殖に取り組んでいる。10月初旬にノリの種の付いたカキ殻を専用のネットに取り付け、のり網に重ねて海に張り込んでいた。下旬から刈り込みが始まり、生産者が洗浄、加工して板のりに仕上げた。

岬支店の検査場倉庫では検査員が、コンベヤーで流れてくる板のりの束を、色、表面の艶、柔らかさなどの品質基準に従って最上級の「優上」から「優」「特上」などに格付け。組合員が等級ごとに板のりに巻いた帯封にスタンプを押し、箱詰めしていった。一番のりの検査作業は入札直前の5日まで行われる。

県漁協販売一課の吉武研司課長は「有明海のノリもそうだが、11月が暖冬気味でノリの成長が早すぎて栄養塩の供給が追い付かず、やや色落ちが見られた。急に寒くなったので海の対流が活発となり海底の栄養がノリに行き届き、これからは期待できる」と話した。

山口県のノリ養殖生産量(湿重量)は2013年が2100㌧で都道府県別では全国3位。今シーズンは来年3月下旬の最終共販までに6100万枚、4億円の生産目標を掲げている。

 

カテゴリー:季節2014年12月3日

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