山大、内部監査体制を強化

不正経理問題の防止策を述べる丸本学長(山口市吉田の山大で) 山口大の丸本卓哉学長は六日、公的研究費をめぐる不正経理問題が発覚後、初の記者会見を山口市吉田の同大で行った。問題について「国民の皆様におわびしたい」と陳謝。内部監査体制を強化するなど再発防止策を示し「最大限の努力で対処し、新しい大学に向けて出直したい」と再起を誓った。

丸本学長は二期目。医学部付属病院長が次期学長に内定していたが、病気のため辞退したのを受けて、再任された。
同問題では業者と架空取引をして約一億三千万円を私的流用し、二月に懲戒解雇された大学院理工学研究科の元教授を今月中にも詐欺容疑で告訴する方針と述べた。
医・工・農・理の理工系の四学部で四十人を超える教員が関与した疑いがあり、このうち約三十人分は調査が終了しているが、全容解明は六月中になる見込みとした。
丸本学長は「体質的な問題があったのかも。緩み、認識の甘さがあった」「これを契機に二度と同じことが起きないようにしたい」と話した。
防止策として購入した物品と納品をチェックする納品検収センターの人員をこれまでの四人から十人に増員。監査指導室を新設して取引状況や使用状況を検査するなど内部監査体制を強化する。意識改革や使用ルール徹底のための研修会を開催し、教員の出席を義務付ける。
このほか今年度から六年間の第二期中期計画の一環としての学部と研究科の再編に言及。具体的には獣医学科の定員が共に三十人の鹿児島大と連携して新学部をつくることや、教育学部で教員免許の取得が任意の「ゼロ免」課程を整理する方針を示した。
また人材育成を最重要課題として取り組む姿勢を強調。「チャレンジ精神と行動力を備えたたくましい人材を育てたい」と話した。

カテゴリー:事件・事故2010年4月7日

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