山大不正経理、教授1人を懲戒解雇

公的研究費をめぐる不正経理問題で、山口大は9日、不祥事の処罰を審議する教育研究評議会が臨時会合を開き、不正にかかわった教授らの処分方針を決め、本人に通告した。約1億3000万円分の物品を偽装購入し、一部を私的流用したとされる大学院理工学研究科の60歳代の男性教授は懲戒解雇、業者にプールした研究費で物品の架空発注をしたとされる医学部長を停職1カ月とした。同評議会のメンバーで不正経理に関与したとされる、次期工学部長に内定していた男性教授は今月初め、評議員の辞任願を提出しており、この日受理された。

大学関係者によると、同大調査委員会の調査結果の報告を受けて、評議会が処罰を審議した。今春退官予定の理工学研究科教授は、実験用資材や消耗品と偽って購入したパソコンとデジカメを転売し、私的流用した疑いが持たれている。来週にも告訴する方針。
医学部長は学部長就任前の2004年度までに業者に研究費をプールし、消耗品などを架空発注し、06年度の就任後も使っていたとされる。次期工学部長の男性教授も、数十万円を業者にプールし備品を購入したとされる。いずれも私的流用は確認されていないという。
このほかにも複数の教員と業者の関与が浮上している。大学は07年に補助金の不正使用を禁止するとしたガイドラインを策定しており、今回、それが機能しなかったことが厳しく問われる。大学は早期に全容解明を進め、処分を決定する方針。

カテゴリー:事件・事故2010年2月10日

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