DV相談69件増の361件、昨年度の市支援センター

宇部市配偶者暴力相談支援センターに昨年度寄せられた、配偶者・恋人などからの暴力(DV)関連相談は、361件と前年度を69件上回った。緊急性や危険性の高い事案が増え、警察との連携強化が一段と重要になっている。被害者の自立を促すため、就労や生活保護など経済基盤の支援も求められる。

同センターは2008年4月に開設。現在は指定管理者のパームズの女性職員や婦人相談員が常駐し、電話や対面での相談に応じている。男性被害者からの相談については、男性スタッフも対応。昨年度はDV以外の相談も392件受け、別に専門の弁護士も16件に応じた。
相談者の年齢層は若者から高齢者まで幅広く、30~40歳代が中心。保護命令の手続きの支援をしたり、身の安全を確保するため一時保護したりするケースもある。
内閣府の調査によると全国の配偶者暴力相談支援センター(210カ所)における相談件数は年々増加。11年度は8万2099件に上った。警察の対応件数も増え続けている。11年度に内閣府が行った「男女間における暴力に関する調査」によると、一度でも配偶者(事実婚や別居中の夫婦、元配偶者も含む)から被害を受けたことがある女性は32・9%に上った。
このうち、1割は何度も暴力を受ける深刻な状況だった。しかし、被害者の約4割は、どこにも相談していなかった。
暴力には、殴る・蹴る・物を投げ付ける・髪を引っ張るなどの「身体的暴行」のほか、暴言・メールなどの細かい監視・精神的嫌がらせなどの「心理的攻撃」、望まない性行為を強要するなどの「性的強要」も含まれる。
「プライベートな夫婦関係を外に出したくない」「自分さえ我慢すれば済む」「彼を支えられるのは自分しかいない」などと考えて相談をためらう被害者が多いが、市では「少しでも恐怖を感じたり、人間性を無視されたなどの疑問が湧いたりしたら、一人で悩まず勇気を振り絞って相談してほしい」と呼び掛ける。
センターでは祝日を除く月曜日から金曜日までの午前9時~午後4時に、専用電話(33─4649)で対応。相談は無料で、秘密は厳守する。緊急時には110番か、宇部警察署(電話22─0110)へ連絡を。

カテゴリー:行政,事件・事故,その他の話題2013年5月17日

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