長野・白馬岳 宇部山岳会の2人が行方不明

長野県白馬村の北アルプス白馬岳(2932㍍)の大雪渓で起きた雪崩の現場で、行方不明になった宇部山岳会(矢冨敏肆会長)に所属する50歳と32歳の山口市の地方公務員の男性のテントなどが見つかり、現地入りした同会のメンバーが29日、回収した。長野県警は二次災害の危険があるとして30日の捜索を中止した。

同県警大町署によると、雪崩は27日午前に発生。岐阜市の女性(56)が雪に埋まり死亡している。
宇部山岳会によると、27日午後4時ごろ、ラジオのニュースで雪崩を知った行方不明の会員の妻から「夫と連絡が取れない」と同会に連絡があった。2人の携帯電話は不通で、同会は28日午前8時ごろに県警に連絡。遭難対策本部を設置した。
同日昼前までに現場で「宇部」と書かれたスコップや50歳の男性のリュックサックが見つかった。29日にはサングラスやピッケル、手袋などが発見された。デジタルカメラは残った画像から2人の所持品とみられる。
登山計画書などによると、2人は25日夜に車で山口市を出発。26日に白馬村猿倉から白馬尻に登り、同日はテント泊。28日に杓子岳、白馬大雪渓を巡り、夕方に白馬尻に到着。28に下山して山口市に戻る予定だった。
西山一夫・対策本部長は「山行した2人には雪山登山の経験が複数回あり、技術的には問題なかった。雪崩の予見は難しい」と話す。2人は通常の雪山登山の装備で2日分の食料と1食分の非常食を準備していた。無線で位置情報を知らせるビーコンは持っていなかった。
行方不明になって3日が経過。「雪の中にできた空間にいてくれたら」と生存を願っている。
2人の家族は29日に現地に到着。5月2日には同会の7人が出発し、先に入っている4人と合流して県警と捜索に当たる。

カテゴリー:事件・事故2013年4月30日

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