台風16号、一時1700世帯に避難勧告

強風で倒れた街路樹(中央町で) 大型で強い台風16号は17日、山口県に最接近した。最接近が満潮時刻と重なり、宇部市沿岸部の6校区45自治会の1700世帯に避難勧告が出された。大規模な停電が発生したほか、鉄道に大きな乱れが出た。1人が風にあおられて転倒し負傷した。

県内は16日夜から強風域に入り、山口宇部空港では、17日午前1時51分には最大瞬間風速26・2㍍(アメダス調べ)を記録。18日未明に強風域から抜けた。船木では、家の外に出て周囲の様子を見ようとした87歳の男性が強風で倒れ、顔面を負傷して救急車で病院に運ばれた。
市防災危機管理課は高潮に備えて69カ所の防潮扉と陸こうを閉鎖。17日朝には水防本部を設置して、1999年の台風18号で高潮被害を受けた東岐波、西岐波、常盤、恩田、岬、原の1700世帯3900人への避難勧告を出した。また、藤山、厚南、神原、琴芝、新川、黒石の8900世帯2万人には避難準備情報を出した。
各地区のふれあいセンターなどには一時38世帯51人が避難した。
宇部港の満潮時刻の午前9時25分に近づくにつれて市内の河川は増水。厚東川の琴川橋は全面通行止めになった。西岐波の江頭川に架かるJR宇部線の鉄橋すれすれまで水位が上昇。流域の住宅の敷地に水が入りそうになり、消防団員が警戒に当たった。
ライフラインにも大きな影響が出た。17日朝から東岐波や厚南妻崎開作などで5200世帯の停電が発生。完全復旧は夕方までかかった。
午前6時40分ごろ、市内の山陽新幹線の線路内に長さ約2㍍、太さ約10㌢の倒木が入り、博多発東京行きののぞみ2号の先頭車両に接触。JR西日本は厚狭-新山口間の運転を約1時間20分間見合わせた。
JR宇部線、小野田線、山陽本線の徳山-下関間は始発から運転を見合わせたが、昼すぎから順次再開した。
県道山口宇部線は倒木と路面に落ち葉が広がって事故を引き起こす恐れが高まったため、午前5時すぎから嘉川-阿知須区間で全面通行止め。清掃作業が終わった午後4時すぎに再開した。

カテゴリー:事件・事故,その他の話題2012年9月18日

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