女児切り付け裁判員裁判、午後に求刑

昨年1月、宇部市島2丁目の路上で下校途中の小学2年生の女児の顔や首を包丁で刺したとして、殺人未遂の罪に問われた同市則貞6丁目の無職、山田昌宏被告(24)の論告求刑公判が9日、山口地裁(長倉哲夫裁判長)で開かれた。午前中は被害者の両親が意見を述べた。午後からの求刑で検察側は厳しい刑を、弁護側は寛大な判決を求めるとみられる。

父親は「今回の罪名は殺人未遂だが、内容は殺人と同じ」と切り出し、半年前から犯行を練り、どこを切りつけるかなど計画していたこと、犯行を見られて途中でやめたことを挙げ、「絶対に許せない。心の底から憎んでいる」と述べた。同被告について「非人間的で残虐。凶悪な殺人鬼」と表現。その上で「刑務所から絶対に出さないでください」と涙ながらに訴えた。
母親は、事件当時のことや被害者の長期間にわたる治療の様子、学校生活などの近況をすすり泣きながら話し「(同被告に)同じ目を味わわせてやりたい」と述べた。高額な治療費がかかりながら、裁判直前に謝罪文と108万円を支払うと提示してきた同被告に怒りをぶつけた。今後について「事件のために生活に疲れている。親子とも社会復帰したい」と述べた。
両親が意見を述べる間、同被告はうつむき、表情を崩さずに机の一点を見つめたままだった。

カテゴリー:事件・事故2012年3月9日

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