宇部市消防本部、昨年まとめ 火災10年間で最少

 宇部市消防本部(芥川貴久爾消防長)は昨年の出動状況をまとめた。火災件数と死者、負傷者、損害額は過去10年間で最少だった。一方で救急車の出動件数は最多だった前年とほとんど変わらず高止まりしており、同本部は引き続き適正利用を呼び掛ける。

火災は62件(前年比17件減)で、死者1人(同4人減)、負傷者5人(同11人減)。被害額は6535万4000円で、前年の半分以下にまで減った。
通報を受けて消防車は出動したが、火災には至らなかった「非火災」は62件で、前年の約1・3倍に増えた。住宅用火災警報器の作動で初期消火に成功した事例もあった。
県防災危機管理課の昨夏の調査で宇部市の普及率が県内トップだったこともあり、昨年6月の設置義務化の効果が出たとみられる。
発生は1~4月に半数以上が集中。月ごとでは3、4月が各9件と多かった。校区は多い順に西岐波、新川、西宇部。一方で厚南と万倉での発生はなかった。
種別は建物が38件で約6割を占めて最多。出火原因で多いのは建物がこんろ、雑草火災を含むその他がたき火。林野火災では放火の疑いだった。
救助活動での出動は114件で、前年より20件減った。水難事故と交通事故の大幅な減少が影響した。
救急車の出動件数は7256件。前年が過去最多だったことから、同本部は適正利用の呼び掛けに力を入れたが、わずか1件の減少にとどまった。
病院に搬送したのは6273人で41人減少した。約6割が急病で、警防課では「高齢化が進むにつれて出動は増える傾向にある。必要な人の所に早く行くためにもタクシー代わりの利用などはやめてほしい」と話した。

カテゴリー:事件・事故2012年1月12日

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