昨年の宇部署対応、110番通報178件減り1万2477件

女性警察官からチラシを受け取る家族連れ(ゆめタウン宇部で) 昨年1年間に宇部警察署(安部正之署長)が対応した110番通報は1万2477件だった。前年を178件下回り、警察官が現場に到着するまでの所要時間も8秒短縮の6分11秒に早まったが、緊急を要さない通報も依然として多い。事件事故で初動対応する地域課は適正利用を呼び掛けている。

県内全体の通報は9万5438件で、同署は1割強を占める。警察署単位では下関に次いで2番目に多い。宇部で多いのは交通事故で、約4200件と全体の約3分の1を占める。
1日平均の通報は41件で、そのうち事件事故など対応が急がれるのは34件。地域課には115人が所属し、日中は50人、夜間は30人が勤務し、最大21台のパトカーが動く。刑事や交通など専門捜査員が出向く事案や通報が集中した場合、朝出た署員が戻るのが夜になることもあり、その間は食事休憩もない。
携帯電話からの通報が約65%を占めるが、受信する県警通信指令課は場所の特定に時間をかけている。家や会社、公衆電話といった固定回線なら通報と同時に特定できるが、携帯電話はGPS(全地球測位システム)を搭載していても大まかな場所しか分からない。地区や町名、目立つ建物や店舗など具体的な情報を聞き出すのに苦労することも少なくはないという。
110番には単なる愚痴など緊急性がない迷惑電話が年間で3万7054件もあった。電話代が無料だからか寂しさを紛らわす常習者までいるが、万が一にも事件に巻き込まれてはいけないのでむげにできない。
また「家にマムシが入った」「裏山にサルがいる」など動物関係の通報も多い。市町村や県の保健センターが担当だが、夜間の場合は警察しか業務を行っていないので出動するしかなく、ヘビやサルを追い掛けて走り回る警察官は頭を抱える。
「110番の日」の10日、厚南妻崎開作のゆめタウン宇部では建物の出入り口3カ所に警察官13人が立ち、買い物客に110番の仕組みを書いたパンフレットなどを手渡した。
佐古康彦地域官は「緊急だと思えば迷わず110番してほしいが、そうでなければ相談電話などを活用して」と話す。相談や悩み事は警察相談専用電話「♯9110」か最寄りの警察署で受け付けている。

カテゴリー:事件・事故2012年1月11日

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