厚狭川西側で床上浸水680世帯

路上に積み重ねられた畳や商品(16日午前9時20分ごろ、厚狭駅前商店街で) 活発な梅雨前線の停滞により十五日未明から降り続いた雨で、厚狭川がはんらんし、厚狭地区を中心に約四㌶が水没した。一夜明けた十六日は早朝から水浸しになった家財道具や畳を搬出する住民の姿が目立った。鴨庄にある市浄水場が漬かり、水道水の供給がストップしたため、七地区に設けられた臨時の給水場にはバケツやペットボトルを持った人が列を作っている。浄水場の復旧には一週間程度かかる見通しで、大雨災害の後遺症は長引きそうだ。

美祢市では十日からの累積雨量が六〇〇ミリ近くになり、十五日未明には東厚保や秋吉台で時間雨量五〇ミリ以上を記録。下流域にある厚狭川は水かさを増し、午前九時前には鴨橋周辺で護岸をオーバーフローして濁流が一気に町に流れ込んだ。厚狭川がはんらんし厚狭地区が水没したのは一九五三年以来という。
市は十五日午前六時半に避難勧告、同八時半にエリアを拡大し厚狭、出合地区などの三千三百世帯八千人に避難指示(十六日午前七時三十五分に解除)を出した。周辺住民は近くの避難所に移動し、最も多い時(十五日午後二時)には市保健センター、厚狭小など十カ所に八十世帯百六十六人が避難した。家屋の二階に取り残された住民も多く、消防署の救命ボートで次々に救出された。
旧国道2号のウエスタまるき厚狭店周辺の道路には腰まで水があふれるなど、周辺道路はあちこちで冠水し、通行止めに。市文化会館は一メートル、寝太郎町の低い所にある地域は二メートル近く水没したところもあった。
市災害対策本部では、旧国道2号に架かる厚狭大橋を中心に厚狭川西側の約四ヘクタールが浸水したとみており、十六日午前九時現在で床上浸水が六百八十世帯千五百五十人、床下浸水が二百五十世帯五百五十人と推計。同日朝から現地調査に入っている。
県は山陽小野田市に災害救助法を適用し、十六日午後には二井関成知事が厚狭川の大正川排水機場などを視察する。

カテゴリー:事件・事故2010年7月16日

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