豪雨、宇部市内5カ所に避難勧告

土砂崩れで通れなくなった市道(14日午前8時45分、藤山松崎で) 県内は十四日昼前にかけて激しい雨が降った。十日午後八時から十四日午前十時までの宇部市の総雨量は三九九ミリ(県災害対策本部調べ)。市は十四日午前六時四十五分に水防本部を設置し、市内五カ所に避難勧告を出した。土砂崩れや道路の冠水が相次ぎ、交通機関が大きく乱れた。

下関地方気象台によると、九州北部地方に停滞した梅雨前線に南から暖かく湿った空気が流れ込んで大雨になった。大雨、洪水警報が全県、土砂災害警戒情報が宇部、山陽小野田など十五市町に発令された。水防本部によると、午前十時までの避難勧告の状況は、沖ノ旦、厚南北三丁目、藤山松崎、厚東末信、東岐波岐波の一部で十四世帯三十八人。自主避難が原、二俣瀬の六世帯八人。厚南浜郷、同泉町、西平原、西岐波下片倉、万倉上矢矯などで床上・床下浸水の被害が出ている。
各地で道路が冠水し、交通が寸断された。藤山交差点では午前六時すぎから通行規制が行われ、朝の通勤時間帯を直撃。ホームセンター前の上下線が水浸しになり、水位は最大で四〇センチあった。国土交通省と宇部警察署が通行止めとし、浜バイパス方面の車線だけ車を通した。規制は八時半に解除した。
藤山松崎地区では七時ごろ、土砂崩れが発生。近所に住む女性によると「ドスン」という音がしたという。川沿いの山土手が崩れ、市道の一部をふさいだ。厚東末信地区では、河川敷の道路を走行していた車が深みにはまって水没。運転していた男性会社員が消防隊のボートに救助された。
JRは宇部、小野田、美祢線で始発から運転を見合わせている。
学校関係にも影響。桃山中では冠水している個所に足がはまって数人の生徒がけがをした。西宇部小、藤山中は始業を遅らせ、黒石中は全校生徒、厚東小・中、吉部小は一部の児童・生徒が自宅で待機。高校では宇部商、宇部フロンティア大付属香川が休校。宇部鴻城は一時間目だけ授業し、その後下校させた。そのほか、授業の短縮、家庭学習、登校している生徒は安全が確認された後に下校させるなどの対応をした。平常通りという学校もあった。
同気象台によると、今夜から明日にかけて、再び強い雨が降る見込み。県は、今後の気象状況に留意し、厳重な警戒と自治体による避難勧告が出された場合には、早めに避難するよう、緊急アピールを出した。

カテゴリー:事件・事故2010年7月14日

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