懲役18年を求刑、港町殺人事件

 山陽小野田市港町で、大石サカヨさん=当時(78)=が殺害されバッグなどが奪われた事件で、殺人と窃盗の罪に問われた大石恵子被告(54)の裁判員裁判が7日、山口地裁(向野剛裁判長)で開かれた。証人尋問、被告人質問、意見陳述の後、論告求刑があり、検察側は懲役18年を求刑し、弁護側は事件に対する弁護人意見を述べて結審した。8、9の両日に評議が行われ、10日に判決が言い渡される。

 被告人質問では、裁判員から犯行当日何をしていたかなどが尋ねられた。意見陳述では、被害者の長男で被告の元夫が証言台に立ち、「死刑に当たるような厳罰を」と述べた。
 検察側は論告の中で、金の無心を断られたことで腹を立て殺害に及んだ経緯や動機は自己中心的であり、頭を何度も浴室の床に打ちつけたり、裁ちばさみで傷つける行為などには強い殺意が感じられると指摘。また法廷での不合理な弁解からは反省が見られないと述べた。一方で、前科は軽犯罪法違反のみで、状況から強盗殺人と同視はできないとした。
 これに対して弁護側は、具体的な刑期の主張はせず、「殺人は嫁と姑(しゅうとめ)の確執から突発的に起こったものであり計画性はない」としたほか、被告の長男長女が出所後支えていくと証言していることなどを、裁判員と裁判官に述べた。

カテゴリー:事件・事故2010年12月8日

写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
single