飲酒事故が多発

宇部市内で、4日までのわずか10日間に、飲酒運転による交通事故で5人が逮捕された。うち3件は昼間に発生。あまりのモラルのなさに宇部警察署の担当者は頭を抱えている。
4日午後3時すぎ「ふらついて壁にぶつかりながら走る車がいる」と通行人から110番通報があった。現場は同署から約300㍍の恩田町1丁目の市道。パトカーが緊急走行で向かうと、駐車車両3台と住宅の壁にぶつかって止まった車には、酒のにおいがする運転手の姿があった。
ろれつが回らずに不明瞭な言葉を発し、真っすぐ歩けない状態。検査で呼気1㍑当たり0・15㍉㌘以上のアルコールが出た。同署は、運転していた無職男性(66)を道交法違反(酒酔い運転)の疑いで現行犯逮捕した。
飲酒運転による事故は3月26日以降続発している。26日昼間に中村3丁目で無職男性(70)が運転する軽トラックが壁に衝突。27日は未明に中宇部で男性会社員(43)の乗用車がガードレールに衝突。夜には床波6丁目で無職女性(42)の軽乗用車が石垣に乗り上げて横転、28日昼間に西中町で無職男性(85)の乗用車が信号待ちの車列に突っ込んだ。全員が道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕された。
「前代未聞」。加藤工交通官は短期間の連続発生に言葉を失った。3、4月は歓送迎会などで酒を飲む機会が増えるとして、歓楽街などで移動式の小型検問を強化しているが、あくまでも夜間。人や車の往来がピークを迎える昼間に飲酒運転による逮捕者が相次ぐとは想定しておらず「何らかの手を打たないといけない」と厳しい表情を見せた。
一連の事故による負傷者は幸いにもいなかったが、表面に出たのは氷山の一角にすぎないとみられ、いつ歩行者や他のドライバーが巻き込まれてもおかしくない。
同署管内は2010年以降、県内16署で飲酒運転による検挙者が最多の状況が続き〝飲酒運転の町〟と呼ぶ人までいた。挽回しようと、市交通安全対策協議会(会長・久保田后子市長)は、13年1月から第2金曜を「飲酒運転撲滅の日」に定め、同署と一体となって取り締まりや啓発に力を入れ、昨年はワーストを脱していたが、再び転落の危機に直面している。

カテゴリー:事件・事故2014年4月5日

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