認知症高齢者の行方不明通報増える

認知症が原因で行方不明になる高齢者が後を絶たない。昨年、宇部警察署(福原利夫署長)には、65歳以上の行方不明者の家族からの届け出が36件あった。その多くが認知症を患い、ほとんどが初期対応で発見されたが、2件は未解決のままだ。
高齢者の受理件数は、2011、12年が各24件で、昨年は1・5倍に増えた。他の年齢層も含めた受理総数に占める割合も高まり、昨年は約25%だった。
相談を受理すると、生活安全課を中心に全署体制で捜索が行われる。時間が経過するほど生命に対する危険が高まるためで、警察署の近隣署にも無線などで不明者の特徴を連絡。管内のタクシー会社などに不明者の特徴をファクスで伝えて協力を求める。氏名や身体的特徴を全国の行方不明者照会のデータベースに登録。公共交通機関を使い、遠くに移動したケースにも対応する。
従来のデータベースは、氏名に頼った検索しかできなかったが、警察庁は、身体的特徴や所持品など、多くの項目から検索できる犯罪捜査用のデータベースも用い、保護した人の写真を添付した自治体作成の資料を警察本部や警察署に配布し、行方不明の人を捜している家族が最寄りの署などで閲覧できるようにする方針を示している。
同署の水野美紀課長は「行方不明者の発見の基本は広く手配し、早く捜し出すこと。他の機関と連携して早期発見に努めたい」と話した。

カテゴリー:事件・事故2014年6月13日

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