振り込め詐欺防止に4こま漫画

今年に入り、宇部市内で振り込め詐欺とみられる不審電話が急増している。警察の把握分だけでも5月末までに25件あり、前年同期の5倍に上った。被害は確認されていないが、犯人グループの話を信じ込む人もいた。県警は4こま漫画で手口を紹介するなど、新しい対策に乗り出している。

不審電話は今月に入ってからも相次いでいる。19日には市内の60歳代の女性方に郵便局の職員を名乗る男から電話があり「高校からの内容証明郵便がある。本人でないと渡せない」と言われて住所を教えた。その後、高校に問い合わせ、そうした事実がないのを確認。警察に相談した。
また、17日には国税局職員を名乗る不審電話が3件続いた。いずれも80歳代の女性宅にかかり「年金の改正でアンケートを取っている」「家族構成は」「お金はどこに預けているか」などと聞いてきた。このうち一人は口座の情報を教えてしまったが、直後にあった被害防止センターからの注意喚起の電話で不審電話と分かった。
5月末までに県内で確認された不審電話104件のうち、圧倒的に多いのが還付金の77件。息子や親族を名乗るものが27件と次ぐ。県警は、こうした不審電話は、犯人グループがターゲットを絞るために個人情報を聞き出そうとしているとみて、初期対応に重点を置く。しかし、無作為にかかる電話による被害を防ぐのは難しく、啓発に力を入れる。
これまではスーパーの店頭や現金自動預払機(ATM)のコーナーでチラシを配るなどしてきた。しかし「言葉だけでは分かりにくい」との声もあり、県警生活安全企画課は漫画家の、やまでらわかなさんに依頼し「戻します・支払え・貸します・なりすまし」の4種類の詐欺の手口を、犯人がよく使う文言を入れて説明する4こま漫画を作成した。
このうち、還付金詐欺は高齢女性が犯人の言うままATMに行き、携帯電話で説明を受けながら操作すると、逆に振り込んでしまったというもの。
宇部警察署生活安全課の水野美紀課長は「市民に啓発活動を続けながら、行政機関と連携を取って不審電話の情報を速やかに集め、被害を防止したい」と話した。

カテゴリー:事件・事故2014年6月21日

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