山陽小野田市埴生沖の機雷処理が難航

山陽小野田市埴生の干潟で見つかった機雷の処理が難しい作業になることが、海上自衛隊下関基地隊への取材で分かった。沖合への移動には従来の方法が使えず、現在ある場所で爆破処理する場合でも、埴生漁港周辺の住民を避難させる必要がある。
機雷は航路で発見されるのが大半で、住宅街から150㍍の距離での発見は、同隊にとって初めて。通常は掃海艇でけん引して安全な場所まで移動させて爆破処理するが、埴生周辺海域は遠浅で、船舶では接近できない。
海上移動にはブイを取り付けて機雷を浮かせる必要もあるが、満潮時でも、そのために必要な水深(5㍍)が足りないという。
見つかった機雷は第2次世界大戦中に米軍が投下したMk36型。5000㌧級の船を、洋上で真っ二つにする威力がある。火薬量490㌔は地上で使う1㌧爆弾に相当する。
爆破処理では機雷にプラスチック爆弾を巻く。その場で行う場合、衝撃を弱めるため機雷の周囲に高く土のうを積み上げ、半径500㍍以上の住民を避難させる必要がある。海沿いには数十軒の住宅が立ち並び、マンションもあり、大掛かりな避難になる。
同隊総務科の樫山広次総務科長は「従来の方法が使えない。より安全に処理するための方法を検討する。市と話し合って対応を決めたい」と話した。
機雷は、起爆部分が残っているが、大きな衝撃が加わらない限り、爆発の可能性はない。安全のため、宇部海上保安署と小野田警察署などは半径100㍍を立ち入り禁止にしている。近くに住む女性は「今すぐどうこうではないとはいえ、やっぱり怖い。早く処理してほしい」と話した。

カテゴリー:事件・事故2014年4月5日

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