山口宇部空港で大掛かりな救難訓練

航空機事故を想定した消防救難訓練が8日、山口宇部空港であった。消防、警察、宇部市医師会、山口大医学部付属病院DMAT(災害派遣医療チーム)など58関係機関の210人が参加して通報、消火、救出、応急処置の連携を確認した。

訓練は、乗員・乗客220人を乗せたボーイング767型機が滑走路を飛び出し、誘導路に停止して炎上。190人は自力で脱出したが、残りの30人が機内に取り残され負傷したり、意識不明だったりと想定し、救難に当たった。

空港消防隊の大型消防車が放水する中、市消防本部隊員が機体に見立てたバスから取り残された人の避難と救出を行った。歩いたり、担架で次々と運び出される乗客、乗員を医師会員と救急隊員が、重症度と緊急性によってトリアージ。赤、黄、緑色の手に付けられた札と同じ色のテントに運び、DMATが治療に当たった。

重篤な負傷者は滑走路に待機していたドクターヘリまで救急車で搬送する訓練を行った。ドクターヘリは実際に空港内を旋回した。

訓練後、空港消防救難隊長を務めた村田圭史空港事務所長は「来年、開港50周年を迎えるが、きょうの訓練を検証し有事に生かし、山口県の『空の玄関口』の安全と信頼を確保しよう」と訴えた。矢野忠生市医師会長は「それぞれの役割をきびきびと果たし、連携も良かった。いざというときは、体が動かなかったりすることもあり、こうした日頃の実践的な訓練の繰り返しは重要」と講評した。

同空港では小型機が1984年に胴体着陸、2008年に滑走路の逸脱事故を起こしているが、定期便の大きな事故は発生していない。

 

カテゴリー:行政,事件・事故2015年10月9日

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