小羽山小で「児童の引き渡し」訓練

大規模な災害や事件、事故の発生に備え、小羽山小(網本徳文校長、340人)は19日、緊急時に児童を保護者に引き渡す訓練に取り組んだ。宇部市教育委員会では各公立小・中学校に、今年度中に引き渡しマニュアルを作成するよう働き掛けており、交通渋滞や混乱が予想される現場で、課題点を探るため試験的に実施した。

140家庭が参加した他、学校運営協議会、見守り隊、宇部交通安全協会小羽山分会、小羽山駐在所などの20人が、受付と交通整理を担った。

訓練は、大地震が発生したとの想定。事前に児童名、保護者名、連絡先などを記した引き渡しカードを、学校と家庭で保管しており、緊急メールを受信した保護者が、約3分後から続々と学校に集まった。体育館の入り口で学年ごとにカードを提出し、受付担当者が照合。下足を持って館内へ入り、担任の先生立ち合いの下、待機していた児童を引き取った。4カ所の出口から外に出て下校した。

心配されたのは車の渋滞。小羽山中央線の学校前信号機から入って運動場に駐車し、引き取り後は左折して調整池周辺を通る一方通行とした。最大の難所は、離合しづらく、横断歩道もある小運動場の出入り口。「迎え優先」のルールで誘導した。ピーク時には約60台が集結したが、狭い部分の中央や駐車スペースに白線を引き、徒歩での引き取りを呼び掛けていたこともあり、車の流れは円滑だった。

館内では、きょうだいの引き取りをしている保護者を見つけて児童が移動してしまい、担任の先生がチェックし切れないケースもあった。

網本校長は「訓練ではたくさんの人に手伝ってもらったが、実際にはいる人だけで対応しなければならない。小学校は地域の避難場所にもなっており、地元とのルール作り、共通認識も必要」と話していた。

カテゴリー:教育・文化,事件・事故2016年2月20日

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