宇部管内で感染性胃腸炎が猛威

新型インフルエンザの流行が収束してきたのと入れ替わりに、乳幼児や高齢者の間で、ノロウイルスやロタウイルスなどを原因とする感染性胃腸炎が猛威を振るっている。宇部健康福祉センター管内(宇部、山陽小野田、美祢市)は、全国平均を上回るペースで推移。ピークは過ぎたとみられるが、「非常に感染力が強く、便や嘔吐(おうと)物を処理する際には塩素系漂白剤が有効」としている。

同センターによると、管内の9医療機関(小児科)で感染性胃腸炎と診断された患者は1月31日までの1週間で1医療機関当たり22・67人。県は19・80人、全国は14・31人と宇部地域は極めて高い。集団発生はないという。
国立感染症研究所の調査では、同時期ではここ10年で最も多い。ノロウイルスを中心とする感染性胃腸炎は、例年、11─12月にピークを迎えるが、今季は1カ月、遅れているのが全国的な特徴。同センターは「インフル流行中は手洗いやうがいに気を付けていたためではないか」と話すが、証明できるデータはない。
7日までの1週間は20・33人、14日までは17・78人とやや減少傾向にある。ここ1、2週間、乳幼児の受診が急増した鈴木小児科の鈴木英太郎院長は「ロタウイルスは特に感染力が強い。乳児では手洗いは難しく、急性下痢症などの症状が出たら早めの受診が大切」と話す。
症状は激しい嘔吐や下痢、発熱。治療は対症療法で、水分を十分に取ることが重要。鈴木院長によると市販のスポーツ飲料では十分に脱水症状を防ぐことができず、受診して電解質を含む飲料や点滴で補給する必要があるという。
同センターは新型インフルで常備したアルコール消毒液では除去は難しく、汚れた場所は塩素系漂白剤の希釈液に浸した布でふき取り、衣服は85度以上の熱湯に漬けるのが有効としている。

カテゴリー:その他の話題2010年2月20日

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