小野田在宅介護者の会が介護かるた制作

karuta.jpg 小野田在宅介護者の会「とらいぽっど」(村田晴美会長)は、介護の実情を多くの人に知ってもらいたいと、かるたを作った。「午前2時 あと何回 起こされる」など46枚の読み札には、経験者にしか分からない日々の苦労や不安がつづってある。村田会長は「地域で支え合う介護が広がっていくきっかけになれば」と願いを込める。

同会は2004年に発足。在宅介護の現役と終えた人、38人で組織する。主な活動は月2回の定例会での情報交換や年1回の講演会。会員外の相談にも応じている。
読み札の文言は、会員だけで決めた。400も挙がった候補の中から多数決で選び、ひと言ずつに全員の思いが詰まっている。「午前2時・・・」からは、寝たきりの要介護者が1時間置きに自分を呼び、いつになったら安心して眠れるのかという不安が垣間見える。「『無理しないで』 わかっているが 誰がする」からは、知人は心配する声を掛けてくれるが、誰も助けてはくれない現実への怒りと孤独感が伝わってくる。
制作に取り掛かったのは昨年6月。46の文言が決まると、取り札の絵はサビエル高に依頼した。美術部と、美術の授業を選択する1年生が担当した。会員たちは、言葉をストレートに表現してくれた生徒たちの絵を見て、将来介護を経験するであろう高校生に現状を伝えることができたと喜んでいる。
村田会長は「介護の現場は厳しく、なかなか口に出せないことを少しオブラートに包み、自分たちの言葉で表現してみた。今は人ごとという人にも、自分のこととして伝われば。現在、介護をしている人の心の支えにもなってほしい」と話した。
かるたは解説書付きで700セット作り、1セット1000円で販売する。14日に市文化会館で開かれるバレンタインコンサートから販売を開始し、15日以降は中央福祉センター、山陽総合福祉センター、市役所などで取り扱う。

カテゴリー:その他の話題2010年2月12日

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