ときわ丸解体でサルの引っ越し

引っ越しのため、ボンネットモンキーを捕まえる飼育員と不安そうに見守るサルの群れ(常盤公園で)

宇部市の常盤公園動物園ゾーンで10日から、ボンネットモンキーの引っ越しが始まった。リニューアル工事で飼養施設のときわ丸が解体されるため、仮住まいで1年間過ごす。作業は5日間の予定で、けがで隔離されている1匹を除く全48匹が新設のパタスモンキー舎に移される。

リニューアル整備では、従来のおりでの展示ではなく、動物本来の行動が引き出せる生息環境展示になるのが特徴。長年、動物園のシンボルだったときわ丸だが、老朽化には勝てず、整備の方向性もそぐわないため、半世紀の歴史と役割を終える。
引っ越しは、妊娠中の雌や生まれたばかりの赤ちゃんとその母親を優先。常盤動物園協会の飼育員と市の獣医師らがときわ丸に近づき、船の1階部分にある寝室に逃げ込んだ個体から順番に捕獲した。背中にあるマイクロチップで個体を識別し、ミニ動物園の裏に位置するパタスモンキー舎へ移した。多くのサルは船の上や擁壁の隅に身を寄せ合って作業を注視していた。
仮住まいでは、いったん寝室部分に収容し、ここで餌を食べるという習慣を学ばせる。「これまではコンクリートの擁壁に囲まれていたが、目立たない色のネットで覆われた放し飼い施設の周りは自然がいっぱい。サルも喜ぶのでは」と飼育員ら。捕まる時以外のストレスをなくそうと、数日かけて移し、体調面の変化をしっかり観察する。
同協会の白須道徳さんは「リニューアル後はサルたちにとって快適な空間になる。来園者の皆さんも楽しみにしてほしい」と語った。ボンネットモンキーは約1年間、公開されないが、市はイベント時などに限定して元気な姿を見せたいとしている。
ときわ丸は7月1日から2週間程度で撤去される。周辺工事が前倒しで行われるため、、24日から7月12日までの間、園路の一部が通行止めになる。正面入り口から遊園地に行くためには、白鳥池方面を迂回(うかい)するようになる。

カテゴリー:その他の話題2013年6月11日

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