東日本大震災から2年、いわき市へ復興支援うべ「スタディーツアー」

スタッフに見送られ、元気よく出発するスタディーツアーのメンバー(勿来市民会館前で)

復興支援うべ(官民協働プロジェクトチーム)が企画した福島県いわき市へのスタディーツアーに応募した宇部市民40人が10日、同市勿来(なこそ)で行われた「なこその希望ウオーク2013-あなたに見てほしい被災地の現実(いま)」に参加した。5.4㌔と16㌔コースで津波被災地区を巡り、震災の爪痕や復興の現状を学んだ。道中では参加者との交流を通じて被災地との絆を強めた。

震災への温度差や風化現象が表れてきている中、被災地の今を知り、今後の防災や減災への心構えをしてもらおうというのが狙い。ウオークはなこそ復興プロジェクトを中心とした実行委員会が主催し、当日は750人が参加した。7割が地元で、最も遠かったのは熊本県からの参加者だった。
スタディーツアーの参加者は7歳から70歳代まで。それぞれ「被災地の今を知り、自分に何ができるか考えたい」と抱負を口にし、明るく楽しむことで地元の人たちも参加者も元気になるというアドバイスを受けて現地に入った。
準備体操をした後、スタッフに見送られて市民会館からスタート。道中、未舗装だったり、道が狭くなったりしていた場所もあったが、速さは競わず、それぞれのペースで歩を進めた。
災害ボランティアセンターに関わったツアー参加者は、2年前に訪れた場所を懐かしんだ。錦須賀海岸では、犠牲者を追悼し、基礎だけ残る家屋跡と新しく生活を始めた家が混在する地域を歩いた。
日中は気温が上昇し、参加者は防寒着を脱いだり、汗を拭ったりしながらゴールを目指した。両親と参加した川辺葉音さん(川上小5年)は「テレビの映像では分からない細部にも目を配った。そこには帽子や服などが残っており、多くの物が津波で流されたんだと思った」、村田健汰君(上宇部中2年)は「復興が進んでいる所とそうではない所があった。自分で見て聞くことが大切だと伝えたい」と語った。
開会式では同市の渡辺敬夫市長が激励に駆け付けた。復興支援うべからは「これからも可能な限り支援していきたい」という久保田后子市長の親書が届けられた。ツアー参加者も紹介され、歓迎の拍手を受けた。
前日は、観光物産センター「ら・ら・ミュウ」、石炭・化石館「ほるる」を視察。300年の歴史を持ついわき湯本温泉「古滝屋」でもオーナーから復興への取り組みなどを聞いた。

カテゴリー:その他の話題2013年3月11日

石炭都市宇部市の起源
写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ