90歳、軽やかにステップ 週4回社交ダンスと親しむ

毎日のように社交ダンスに親しむ前田さん(宇部ダンス教室で)

「ダンスは生活の一部です」。きょう19日に90歳の誕生日を迎えた前田升さん(宇部市西中町)は、毎週4回社交ダンスに親しむ。足のリハビリをきっかけに71歳で始め、のめり込んだ。年齢を感じさせない背筋の伸びや軽やかなステップは、ダンス効果の表れ。「足が動く限り踊り続けたい」という情熱も若さの源だ。

交通事故で骨折した左足のリハビリにと、医者に勧められたことが始まり。20歳代にブームになった時は軟派なイメージがあり、知人に誘われても断っていたが、山口厚生年金休暇センター(現ココランド)で行われていた健康教室に1カ月ほど参加したところ「本格的に習いたい」と向上心が芽生えた。すぐに上町にある宇部ダンス教室の門をたたいていた。
教室に通いだして約20年が経過した今も、当時と同じく森本久美子さんに師事。毎週月・木の2回、レッスンを受けている。教室以外にも月、火、水には鵜の島、神原、西岐波の同好会に参加。〝ダブルヘッダー〟の月曜日から木曜日まで、社交ダンスを楽しむ。週末は、自宅でナンプレをしたり、子供の家に遊びに行ったりして過ごしている。
軟派なイメージは完全に払拭(ふっしょく)。「実際にやってみるとスポーツ。足腰が鍛えられる。新しい友達もたくさんできた。もう少し早く始めておけばよかったと後悔している」と前田さん。引っ込み思案だった性格も、いい意味で自己主張できるようになったという。
年齢を言って驚かれることはしばしば。だが自分では若さを感じたことはない。それでも「90歳を節目だとは思っていない。生涯現役のつもりで、足が動く限り続けたい」という言葉に込められた前向きな姿勢が、若々しさの秘訣(ひけつ)ともいえそうだ。
森本さんは「男性が1人で、勇気を振り絞って習いに来られたことが既に驚き。すごく熱心で、脳の若さもここまで続けられた要因だと思う。踊る相手が異性だし、第二の心臓と呼ばれる足を使うので、ダンスをする人は見た目が若い人が多い。教室のみんなが前田さんから刺激をもらっている」と話した。

カテゴリー:その他の話題2013年2月19日

写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
single