市道談合道上市線、ポイ捨て絶えず

投げ捨てられたごみを敷地内のごみ置き場に持ち込む安田さん(埴生山で)

山陽小野田市埴生山の市道談合道上市線(旧国道2号)で、ごみのポイ捨てが絶えない。沿線で工務店を営む安田敏己さん(61)は7年前から毎日、通勤時や外出時にごみを拾い集めているが〝いたちごっこ〟の状態が続いている。会社の敷地内に2㍍四方で深さ1㍍のごみ置き場を設けたが、1カ月もたたないうちにあふれるほどだ。

現場は国道2号と国号190号を結ぶ、談合峠交差点と上市交差点の間。安田さんは2005年に沿線に製材工場を建設し、路肩やのり面に散らばった、ドライバーが投げ捨てたと思われるごみを拾い始めた。
ごみはコンビニの袋に入った弁当殻やペットボトルが多いという。中には、まとめられた精肉のブロックや廃油、建設現場で出たようながれきといった、業者が捨てたと思われる悪質なケースもあったという。
国道2号バイパスが開通して以来、交通量は減ったものの、長距離トラックや一般車両が行き交う場所。工務店北側を通る国道から捨てられたごみが水路を通って、水利用のため池に流れ込むこともある。
昨年1年間で拾ったごみは約35㌧。以前は自費でごみを処理していたが、現在は安田さんからの依頼で市が月1、2回ほど回収に訪れ、市の指定ごみ袋も提供しているという。
市では周辺の6カ所に不法投棄禁止の立て看板を設置してドライバーに呼び掛け、道路脇が広く舗装された箇所には車が入りにくくなるよう、ガードレールを設けるなどの対策を講じてきた。
「たかがポイ捨てではない。有害な廃棄物もあり、さまざまな環境汚染につながる。きれいな古里を次代に残せなくなる」と安田さん。時の経過とともに地中に埋まったごみをイノシシが掘り起こすこともあるという。
市環境課でも「ポイ捨ては国道でも人通りが少なく、人の目が届きにくい山間部で目立つ。看板などで啓発しているが、ドライバーのモラルの向上に期待したい」と頭を悩ませている。

カテゴリー:その他の話題2013年1月29日

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