“古巣”にホッ ぺりかん、島に戻る

ネットで覆われた聖域で過ごすペリカン(常盤公園で)

宇部市の常盤公園で分散飼育されていたペリカン27羽が、6日までに常盤湖のペリカン島に全て移動した。高病原性鳥インフルエンザウイルスから守るため、島の大部分がネットですっぽりと覆われ、野鳥が入り込めない〝聖域〟になっている。

高病原性鳥インフルエンザ対応マニュアルに基づき、感染リスクが高い冬場は移動を制限し、これから飛来する野鳥との接触を防ぐための施設。鉄骨張弦構造で、支柱を立てて島と周辺の池(護岸から)を幅52㍍、奥行き51㍍の抗ウイルスのネットで覆った。面積は1875平方㍍(ネット面積は2441平方㍍)、地上からの高さは11㍍。
引っ越しは5、6日の2日間で行われ、最初に人に慣れているモモイロペリカンのブンとヤナの2羽を入れて様子を観察。その後、防鳥ネットを張った動物園ゾーンの施設(通称ペリカン池)から25羽を移した。散策する市民も足を止め、島に上がったり、湖のほとりでたたずんだりする人気者を見守った。
工事用の道路が仮設されていた島は、新たに岩や園内の倒木、ヤシを配置し、より生息環境に近づけて復元。湖側のネットは湖底まで垂らすが、北帰行で冬鳥の数が減少し、感染リスクが低い期間に入る5月以降には開放し、ペリカンが自由に移動できるようにする。
公園整備局では「設備のデザインや島への工夫も職員のアイデアで常盤公園らしさを出した。すみ慣れた島で繁殖が始まれば」と期待を寄せる。

カテゴリー:その他の話題2012年11月7日

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