山口宇部空港上半期利用者、前年より5万5690人増加

空港利用者表

山口宇部空港の2012年度上半期の利用者が、11年度より5万5690人(15・2%)も多い42万2335人に上った。東日本大震災の影響などで利用者が激減した前年度の反動もあるが、10年度と比べても4・0%増えており、県地域振興部交通政策課では「11年3月から1便増えて8往復から9往復体制になったのが大きいのでは」と分析している。

12年度上半期の月別利用者は▽4月=6万3677人(対前年度31・3%増)▽5月=6万9202人(同22・8%増)▽6月=6万1940人(同14・0%増)▽7月=6万9088人(同12・0%増)▽8月=8万7389人(同8・0%増)▽9月=7万1039人(同9・5%増)。
上半期の累計利用者数は10年度が40万6136人(利用率64・4%)、11年度が36万6645人(同58・4%)、12年度が42万2335人(同58・4%)。12年度はいずれの月も10、11年度の月別利用者を上回っている。利用者数を提供した座席数で割った利用率が減少しているのは、増便などにより座席提供数が拡大したため。
11年度上半期は東日本大震災の影響や九州新幹線の開通で、関東方面へビジネスや観光に出掛けるのを手控えたりして大幅な利用減となり、その反動で12年度は15%を超える伸びを記録。10年度と比べても増便効果が確実に表れた。
県交通政策課の池田淳主任は「増便で若干ではあるが東京滞在時間が増え利用増につながっている。11年度から空港に2人のPRスタッフを常駐させ利用促進の企業訪問に当たっている成果も出ている」と話した。
ソフト面では、このほか年間観光客3000万人構想の実現に向けた「おいでませ!山口イヤー観光交流キャンペーン」(3~8月)などの取り組みが利用増を後押した。
12月には岩国錦帯橋空港(東京1日4往復)が開港するが「周南エリアの利用に動きがあるかもしれないが、関東からの客については、片方の空港から県入りして観光し、片方で帰京する周遊プランを企画するなど、むしろプラス面に考えて利用増を図り、年間利用者数の80万人台回復につなげたい」(池田主任)とした。
山口宇部空港は00年に現在の国内線ターミナルビルが運用を開始。01年には滑走路が2500㍍に延長。02年7月には全日空に加えて日本航空が乗り入れるダブルトラック化が実現し、東京線が1日7往復体制に。同年10月から8往復、11年3月から現在の9往復体制になった。
この間の年間利用者は、増便に合わせて確実に伸び、ダブルトラック化した翌年の03年度は過去最高の96万1819人が利用。その後はビジネス路線という性格もあり、長引く経済不況による影響で利用者は低迷し、ここ3年は70万人台の利用にとどまっている。

カテゴリー:その他の話題2012年10月23日

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