重症以上救急搬送、現場滞在30分超 県平均上回る

重症以上の救急搬送患者の現場での滞在時間が30分以上になる割合が、宇部市と山陽小野田市では2008年から10年までのデータで県平均を上回っていることが分かった。宇部地域は、ドクターカーの出動で現場で医師が治療を行ったことが主原因だが、小野田地域は、専門医の不在などで受け入れ病院が決まらないケースが多かった。

県や医療、消防機関でつくる宇部・山陽小野田・美祢・萩地域MC協議会が調査した最新のデータ。
それによると病院搬送時に重症か死亡が確認された患者の現場滞在時間が30分以上の件数は、宇部地域では08年が16人(3・0%)、09年が11人(2・5%)、10年が30人(6・2%)。山陽小野田地域では各11人(5・0%)、16人(5・7%)、12人(5・6%)。いずれも割合が県平均の各1・7%、1・9%、2・7%を上回った。
その理由について4月に広域化して発足した宇部・山陽小野田消防組合によると、宇部地域はドクターカーに同乗して駆け付けた医師が、現場で救命活動を行ったケースが多いためとしている。ドクターカーの配備は県内では宇部市と山口市の2市だけ。現場での治療が可能な分、病院搬送までに時間がかかることがある。
この他、最近はマンションの居住者からの通報が増え、救急救命隊員の出入りや高層階からの搬送に手間取る場合もあるという。
小野田地域は、重症以上の患者の2次救急病院への受け入れの可否を照会した回数が4回以上の割合が、各5・0%、6・0%、3・7%。県平均の1・1%、1・2%、1・3%を上回り、受け入れ病院が決まらないケースが多いことが分かった。
今年度からの広域化により、同地域にもドクターカーが運用され、対応する病院も増えたことから、今後は状況が改善するものと期待される。

カテゴリー:その他の話題2012年9月24日

石炭都市宇部市の起源
写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ