東岐波の金崎さん、宇部れんこん収穫始まる

泥だらけになってレンコンを収穫する金崎さん(東岐波王子で) 宇部市東岐波王子の農業、金崎勇さん(70)の畑で、レンコンの収穫が始まり連日、午前5時前から水中の泥を水圧で掘り起こすコンプレッサーの音が響いている。盆すぎから道の駅きららあじすなどの店頭に並び、新物を買い求める人が手を伸ばしている。

父、祖父の代から細々と作り続けていたが、宇部市役所を定年退職した10年前から本格的に栽培に着手。20㌃だったレンコン畑は今では80㌃にまで広がった。
岩国レンコンのように土中、深く伸びる品種ではなく、作業効率の良い浅く伸びる品種を茨城県から取り寄せた。
3月に植え付け、8月上旬から収穫が始まり、翌年の3月まで掘り続ける。夏場は1日約40㌔を収穫するが、ピークの12月には300㌔前後を掘り上げる。
「農作物は土づくりが最も大事」がモットーで有機栽培にこだわり、土には牛の堆肥、米ぬか、豆腐のおからなどを混ぜ込む。レンコンが成長した際に傷つかないように、きめ細かな土質になるように気を配っている。4年前には環境に優しい農業に取り組むエコファーマーの認定も受けた。
野生のカモが天敵。夜になると数十羽が飛来し、足で土をかき、最もおいしいレンコンの先の部分を食べてしまう。レンコン畑を覆うように網を張り巡らしているが、網の下から侵入するつわものもいる。
苦労して栽培するレンコンは「もちもちとしておいしい」と地元で評判を呼んでいる。自身の名前にちなみ「宇部れんこん136(いさむ)くん」の商品名で、道の駅きららあじすや楠こもれびの郷、朝市などに出荷するが、開店と同時に売り切れることも。地産地消の代表的な食材の一つとして、市内の学校給食にも使われている。
金崎さんは「4月から6月に気温が低く収穫が遅れたが、例年並みの出来具合だろう。何でもそうだがはしりの時期の今のおいしさは格別」と太鼓判を押す。主に地元で流通しているが、東京からの引き合いも来ている。
レンコンの調理法は煮しめ、天ぷらなどがポピュラーだが、今はサラダやマリネ、ステーキにして食べる人も多い。ビタミンC、カリウム、食物繊維が多く含まれ栄養価が高い。

カテゴリー:その他の話題2012年8月29日

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