ナルトビエイ一斉駆除、初日は5㌧

大量に水揚げされたナルトビエイ(18日午前8時半ごろ、刈屋漁港で) 小野田港沖に大量に姿を見せるナルトビエイの一斉駆除が18日あり、刈屋漁港には体盤幅(横幅)が1.4㍍、重量30㌔近くもある大物も水揚げされ関係者を驚かせた。この日は約5㌧が捕獲された。8月までに8回程度の駆除を予定している。

二枚貝などを食い荒らすほか、これから始まるマナガツオ漁などの際に網に掛かって漁の支障になる厄介者。県、市が9年前から駆除を始めた。以前から網に掛かることはあったが、急激に増えたのはここ10年。暖海性の回遊魚で、地球温暖化の影響で瀬戸内海の海水温が上がり、この海域に入り込んだと推察されている。
この日の駆除には、県漁協小野田支店所属の漁船4隻が午前6時すぎ、刈屋漁港を出発し、小野田港内の水深6~7㍍の沿岸海域で、流し刺し網を使ってナルトビエイを捕獲。毒のあるトゲが付いた尾をナイフで切り落とし、漁港に戻りエイを水揚げした。エイはデータを取るために体盤幅、重量をチェックしたが、捕獲した9割以上が雌だった。
小野田支店の中村昇さんは「水温が低い影響か姿が見えず、昨年より1週間遅い駆除始めとなったが、網を入れるとたくさんのエイがかかった。貝は食い尽くされるし、網が痛んで困る」と嘆いた。
雌1匹が子供を7、8匹産むので、産卵場とされるこの周辺での産卵時期前の駆除は効果は大きい。数年前は1日の駆除で10㌧が水揚げされていたが、最近は個体数が減り、秋口にエイの稚魚の姿も少なくなっている。
ナルトビエイは家畜や魚の飼料を作る原料として下関市の飼料会社に引き取られるほか、一部は新しい食材として活用される。

カテゴリー:その他の話題2012年5月18日

写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
single