お帰り、ブンとヤナ 常盤湖にアイドル戻る

周囲の様子をうかがうモモイロペリカンのブンとヤナ(2日午前10時すぎ、常盤公園で) 宇部市は2日、常盤公園の動物園ゾーンで保護していたペリカンのうち、人工飼育されたモモイロペリカンのブン(雄、14歳)とヤナ(雌、同)の2羽を白鳥湖に放った。昨年2月の高病原性鳥インフルエンザの発生、防疫処置以降、静かだった湖面に波紋が広がり、来園者を楽しませている。

高病原性鳥インフルエンザ対応マニュアルに基づき、市は野鳥との接触を防ぐため、全てのペリカンを湖のペリカン島から、防鳥ネット施設(ペリカン池)に移して飼養していた。2011年度は国内で高病原性の発生が確認されず、4月26日の観察時点で常盤湖の冬鳥の数が北帰行のため相当減少していることから感染リスクが低い期間に入ったと判断。放鳥飼育の一部を再開することにした。
人に慣れているブンとヤナは、保護されるまで、市内はもちろん、防府市や下関市まで飛来し、人々に愛されていた。この日は、一時的に飛べなくする仮切羽の処置を施した後、放し飼いにすると、ペタペタと歩き、湖のへりで大きな羽をばたつかせたり、周囲の様子をうかがったりした後、ブン、ヤナの順に着水。優雅な泳ぎを披露した。
常盤遊園協会の白須道徳動物管理監は「広い湖に放たれて喜んでいるのでは。湖だけでなく、彫刻広場などにも歩いて行くだろう。ゴールデンウイーク中の来場者とふれあってほしい」と期待を寄せた。
市の戸田正枝獣医師も「人懐こい2羽を選んだ。何事もなく、無事で健康に過ごしてほしい。健康状態や食欲などをしっかりチェックしたい」と語った。
同園で飼育されているペリカンは27羽。市は、ペリカン島を覆う防鳥ネットの完成(10月末)を待って、残りの25羽を島に移す。湖での飼育は、ハクチョウ復活への第一歩となる。

カテゴリー:その他の話題2012年5月2日

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