山陽小野田市保養ツアーで福島県の子供ら招待

自分で作ったたこを揚げようと芝生の上を走り回る子供たち(江汐公園で) 東日本大震災と原発事故の影響を大きく受けている福島県の子供たちやその保護者22人が、県内の有志が企画した保養ツアーで27日から6泊7日の日程で山陽小野田市を訪れている。28日は江汐公園でたこ揚げや宝探しゲームをして、思い切り体を動かした。

企画したのはFLATツアー実行委員会(高岸春幸代表)。同委員会は山口県内の自然と触れあい、体験学習を楽しみながら、震災で疲弊した子供たちやその保護者の心と体を元気にすることを目的にしている。ツアー費用は、趣旨に賛同する個人や企業の協賛金で賄い、ツアー中の世話も実行委員会メンバーのほか、県内各地からボランティアが駆け付けて行っている。
28日は、午前中に身近な材料を使ってのたこづくりに挑戦。美祢市の兼広勝年さんら4人が指導に当たり、低学年の児童は紙と竹ひごで、高学年はビニールのごみ袋と竹ひごでたこを作った。
完成後は、江汐公園のグリーン広場に移動し、早速たこ揚げをした。子供たちは高く上げようと、広場を楽しそうに走り回っていた。
午後からは同公園内で宝探しゲームをし、宿泊先のナチュラルグリーンパークホテルでは、併設する水耕栽培プラントで体験学習を行った。
郡山市から参加した池田丞一君(10)、脩人君(7)兄弟は「山陽小野田市は郡山より少しのんびりしている感じ。震災後は全然外で遊べなくて、1日置きに30分しか外遊びができなかった。だからこのツアーの間はたくさん外で遊びたい」と話した。
母の真由美さんは「外で遊ばせたくても、やはり放射能のことを考えると難しい。この1年、友達と外遊びができたのは数えるほどしかなかった。だから、このような機会を提供してくれた皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱい」と語った。
高岸代表は「被災した人に何かしたいけれど、具体的にどうしたら良いか分からないという人たちが、たくさん支援してくれている。一方で、震災から1年たち、被災地を支える気持ちが薄らいでいるようにも感じる。継続的な支援こそが重要」と話した。
一行は4月2日まで山陽小野田市に滞在。1日にはツアーに協賛した人と参加者の交流会も行われる。

カテゴリー:その他の話題2012年3月30日

写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
single