市職員ら「ゲートキーパー」講座

自殺を食い止める役割が期待される受講者たち(市保健センターで) 自殺を考えている人のサインに気付き、防ぐための初期介入をするゲートキーパー(門番)の養成講座が13日、宇部市保健センターで開かれた。市民からの相談に対応する市職員や事業所、NPOの健康管理担当者18人が参加。安全を確保して、適切な専門家へつなげるまでの知識と技術を習得した。

警察庁の統計によると、国内の自殺者数は1998年以降、毎年3万人を超えている。2010年は3万1690人で、男性が約7割を占めた。原因・動機(特定者のみ、三つまで計上)は健康問題が1万5802人と最多で、経済・生活問題、家庭問題、勤務問題と続いた。都道府県別(発生地)では、山口県は369人だった。
講座は昨年6月、12月に続く3回目。この日は自殺危機初期介入スキル研究会認定講師で、県立広島大保健福祉学部人間福祉学科の細羽竜也准教授と越智あゆみ助教が指導した。参加者たちは▽サインに気付く▽理解を深め、生きる理由を探る▽安全確保、支える仲間へつなげる、フォローアップ-などについて、実践的な演習を織り交ぜながら学習に励んだ。
3回の講座を通し、修了者は市職員が44人、事業所・NPOが5人の計49人になった。受講者からは「窓口や相談業務で『死にたい』と言われることもあり、自殺のサインを知るよい機会になった」「自殺の危険がある人への質問の仕方が役に立つ」「相手の何を感じ取り、どう関わればよいかが分かった」などの感想があった。来年度、市では修了した保健師による市民向けの講座開催を検討している。

カテゴリー:その他の話題2012年2月14日

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