あすハクチョウ処分から1年 式典なし、献花などには対応

ハクチョウが姿を消し、閑散とした湖(常盤公園で) 宇部市の常盤公園で高病原性鳥インフルエンザが発生し、市民に愛されたハクチョウ類338羽が処分されてから、11日で1年になる。湖は平静こそ取り戻したが、群れ遊ぶのは飛来した野鳥のみ。ウイルスの脅威から逃れるため、ペリカンも〝避難〟させており、水鳥の楽園は様変わりした。

毎朝園内をウオーキングしている男性は「この景色にもすっかり慣れてしまったが、ハクチョウがいないとやはり寂しい。写真を撮りに来る人もめっきり減った」と語った。市は、毎年秋に動物慰霊祭を催しており、昨年もウイルス拡散防止のために犠牲となった水鳥たちの霊を弔った。11日には特別な式典は考えていない。市民からの献花などが多かった場合、対応することにしている。
久保田后子市長は「ハクチョウたちに心からの哀悼の意を表す。市民と共に受けた深い悲しみは今も決して消えることはない。二度とこのような悲劇を繰り返さないよう、国の指針に基づき、いち早く高病原性鳥インフルエンザ対応マニュアルを策定し、防疫対策に取り組んでいる」とコメント。
ペリカンの感染防止対策、園内の飼養鳥の健康観察や常盤湖への渡り鳥の状況、高病原性の発生も引き続き注視するとしている。
ハクチョウの復活は市民の多くが望んでおり、昨年末に常盤湖を考える市民委員会は「将来的には復活を」と答申した。久保田市長は「ペリカンの飼養状況を数年間検証し、専門家の意見を踏まえながら検討していく」とした。
市独自のマニュアルは平時から発生時までの対応を細かく定めた。新年度にはペリカン島を覆う防鳥ネットの工事が始まる。

カテゴリー:その他の話題2012年2月10日

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