竜王山でムクロジの巨木発見

竜王山の中腹にそびえるムクロジの巨木 竜王山中腹に高さ20㍍以上、幹回りが5・5㍍もある巨木が見つかり、地元住民の間で話題になっている。専門家によるとムクロジの木と推察され、樹齢は300年以上とみられる。

巨木は大浜神社の裏側の雑木林の中に立っている。放射状に幹が広がり、地上1・2㍍部分の幹回りは5㍍を超す。樹皮は灰色がかった褐色で、所々剥がれている。長さ4~6㌢の細い葉を付けている。
植物に詳しい宇部自然保護協会顧問(元宇部西高教諭)の末広雄次さんは「ムクロジの葉は細長いが、古木であるせいかやや丸みを帯びている。微妙に特徴が違う部分はあるが、ムクロジの可能性が高い」と鑑定する。
ムクロジは本州の中部地方以西から四国、九州、アジア各地に分布。6月ごろ黄緑色の小さな花を咲かせる。果実は秋に熟し、果皮はサポニンを含むため水を付けてこすると泡立ち、昔はせっけんのように利用された。果実の中にある黒い種子は非常に固く弾むため、 羽子板の羽の重りとして使用される。
大浜神社はかつてここで石炭を採掘していた大浜炭鉱の関係企業が1957年に建立したものだが、位置関係からムクロジの巨木をご神木として祭った可能性が高い。
その後、神社は社の部分が撤去され人の足が遠のいていたが、竜王山で自然保護活動などに携わる地元住民らが最近になって巨木を確認。その一人、尾原正義さんは「下関豊田町などに大きなムクロジがあるが、これほど大きいものはない」と話した。
竜王山公園協賛会の林克則会長は「竜王山にはまだまだ探せば魅力的な古里の宝がある。この神秘的な巨木を発見された方に感謝するとともに、土地所有者と協議しながら保全のために全面的に協力したい」と語る。

カテゴリー:その他の話題2012年1月17日

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