全国サミット 7都市の団体が自慢会、地域資源の発掘 編集を

「まちあるきの効用」をテーマにしたシンポジウム(国際ホテル宇部で) 「第3回全国まちあるき観光サミットin宇部~旅をするようにまちを歩こう」は14日、市民や全国からの関係者205人が参加して国際ホテル宇部で開かれた。地域の人や自然、歴史と触れ合うまち歩きを、新たな観光と地域活性化に発展させていく意義や手法について議論を深めた。うべネットワーク(赤川信恒理事長)主催。

まち歩きは、旅行者が少人数で目的を持って地域を巡る体験型ツアー。観光客が頭打ちとなった観光地や、観光資源に乏しい地域で新たな観光振興の手法として注目を集めている。地域の魅力に気付くきっかけにもなり、街づくりにも有効とされる。
基調講演で、日本観光振興協会常務理事で総合研究所長の丁野朗さんが「まちあるきから展開する地域活性化と観光振興」と題して話した。工場群の夜景などを巡る「産業観光」を例に「かつての日常が、今は非日常となり、参加者は新鮮な驚きを感じている」と人気の理由を解説した。
まち歩きを観光に高めるために、地域資源を現代の顧客視点で発掘し、編集して物語にまで構想し直すことが重要とした。「過去の遺産を巡るまち歩きは、地域の記憶を未来に伝え、新たに地域をつくり替える試み」と話した。
続いて7都市の団体が「輪がまち・あるき自慢会」と題して事例報告。市民ガイド500人が町の良さや深みを伝え、莫大(ばくだい)な経済効果を上げた「長崎さるく」や、住民の暮らしに溶け込んだコンビナートの造形美と、チキン南蛮のB級グルメを組み合わせた宮崎県延岡市の「えんぱく」などが紹介された。
地域再生診療所の井上弘司所長が議論の深め役になって展開したシンポジウムで、ハットウ・オンパクの鶴田浩一郎代表理事は、「従来の観光は、観光産業と観光客で成り立つ業界視点。今後は、地域住民、地域産業が担い手となり、交流する中で新しい観光モデルを考えていくべき」、古墳を資源にした体験ツアーを実施している吉備野工房ちみち(岡山県総社市)の加藤せい子理事長は「観光地でなくても、住民がやりたいことがつながれば、へそになる。それを糸口に育てていきたい」、うべネットワークの吉村陽子理事は、3回実施したうべ探検博覧会の体験を基に「わが町に誇りを持つことが活性化につながる」と述べた。

カテゴリー:その他の話題2012年1月16日

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